永代供養付きの霊園を生前購入

3年前、叔母が末期がんで臥せってから、人生に関する整理を少しずつ進めていきました。
その一環として、葬式と自らの墓地の準備を行っていました。伊丹市に在住していた叔母は、自分となじみのあった北摂池田メモリアルパークへの納骨を希望しました。

この北摂池田メモリアルパークでは、霊園だけでなく、位牌安置所や永代供養所などが備えられているので、他家に嫁に出てしまった娘たちのためにもよいと考えたのだそうです。

この墓地では、すべての墓石が御影石をベースに作られています。墓石の形は、小さなプレート型です。この小さなプレートの下に骨壺を納めることになっています。この霊園では、納骨者の世代が途絶えて一定期間がたつと、遺骨は回収されて永代供養へとまわされる仕組みになっています。

叔母の家は娘さんしかおらず、次の世代に遺骨を管理する人がいないので、この方式を採用したのだそうです。位牌安置に永代供養、墓地購入すべてで156万円を支払ったのだそうです。

密葬や法事もできるホールもある

墓地に併設されている祭祀施設は、手狭ですが密葬レベルなら、ほとんどすべての儀式を行うことができます。また、毎月決まった日程で法要を行うことができるホールもあります。

他の家と合同で行うので、席があふれてしまうことも、少なくありませんが、ホールの外側にテントが張られており、対応していただけるようになっています。

私が、特に気に入っているのは墓地全体のデザイン性と環境整備です。
墓地の中央に「せせらぎの小径」として、小川が流れています。墓地の基本的な部分は芝生に覆われているとともに、どの季節も花を見ることができるように配慮された木々が、そこここに植えられています。

この小さな庭園のような施設は見ていてあきることがありません。永代供養区画も素敵です。一般的な、お墓の永代供養区画は、殺風景なイメージです。

しかし、この霊園では小さな泉の中央に、良い表情をした仏様がたたずんでおり、あたりを花が囲んでいます。この泉の背後には、永代供養に収められた方々のお名前が礎に刻まれるスペースがあります。

永代供養区画もある霊園

永代供養にかかわるシステムに、まず満足しています。私の遠い先祖の墓が、津和野という土地にあるのですが、明らかに数十年以上手入れされていない墓をよく見かけます。やはり、長い時間の間、家を保つことは難しいようなのです。

それを踏まえると、世代が途絶えたところで、永代供養に回していただけるというのは、ありがたいと思います。しかも、通常の永代供養では、どこに誰が入っているのかもわからなくなってしまうことが少なくありません。

少子高齢化による後継者の不在などで、墓を撤去し、寺などに遺骨の管理を任せる永代供養に切り替える動きが広がっている

しかし、この霊園では永代供養区画の背後にある礎に、名前が刻まれるので問題ありません。墓参りにかかるコストが低いことも特徴の一つだと思います。

霊園自体が池田の山奥にあり、通常では行きづらいのですが、主要な駅からシャトルバスが出ています。池田駅、千里中央駅などからシャトルバスが出ており、それぞれ15分と30分程度で霊園に到着します。

また、墓参りにあたって、必要なお線香などが霊園で購入できるので、ほとんど手ぶらでお墓参りをすることが可能です。

特に予約なども必要ありません。法事などのセッティングが難しい場合は、毎月開催されている合同法事に参加することができるのだそうです。かなり簡便なシステムになっています。

山並だけでなく大阪湾も臨める環境

北摂・池田メモリアルパークは、五月山から北に広がる北摂の山並みの中にあります。周囲の美しい山並みは、四季折々楽しめます。夕日が山々に投げかける光と影はなかなか趣があります。

霊園から見えるのは、山だけではありません。西側には、池田の町の向こう側に大阪湾が広がっている様子を眺めることができます。とにかく、風景は相当きれいです。山に囲まれているという自然環境にあわせるようにして、園内にも緑が広がっています。墓地の中央にある小径は、季節の草花につつまれた美しい小川が流れています。

この小川には、金魚が泳いでおり目を楽しませてくれています。近辺の道路や園内の外周に植えられている、桜や山茶花、きんもくせいなどが園内をさらに彩っているのが素晴らしいです。

とにかく、自然が豊かです。北摂の中心地に近いので、近所には五月山や箕面の滝、勝尾寺などの四季それぞれに楽しむことができる観光地や、温泉保養地なども数多く点在しています。

選択基準はそれぞれ何を優先したいのかを決めること

宗派などにこだわらないのであれば、現代は様々な埋葬法、供養法を選ぶことができると思います。なので、正直にいうと、霊園の選択基準はそれぞれ次第だと考えています。

私の叔母の場合は、霊園を選ぶにあたって「自分の満足度」と「子孫への思いやり」のバランスを重視していたようでした。叔母は、常々、一般的な殺風景な墓地への埋葬を嫌っていました。なるべく緑に囲まれた素敵な環境で眠っていたいと思っていたようです。

同時に、納骨や墓参りに大きなコストがかかることは、子孫のためによくないとも思っていたようでした。特に、娘たちや孫たちがいつも自分の骨をどう管理するのか、悩みつづける状態を避けたいとおもっていたようです。なので、今回のような永代供養付きで叔母の生活圏に近い、お手頃な価格の霊園を選択したようでした。

墓石の形態選択に関しては、従来型の墓石が大きすぎると感じていたようで、当人はささやかなものをほしがっていたようです。

自分の身の丈にあった、埋葬様式も重要なのではないかと思います。とにかく、埋葬される側と埋葬する側それぞれが、一度しっかり対話することが重要だと思います。

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